10月23〜26日に上高地から奥飛騨、乗鞍高原に紅葉を求めて撮影に向かった。
10月23日午前3時頃に自宅を出発して、上高地行きのバスに乗るため8時半ごろ「あかんだな駐車場」に到着、9時過ぎに大正池から散策をスタートした。
時間が少し遅かったため、かすかに霧がかかっていたが、始発のバスに乗っていれば幻想的な大正池の風景が撮れたのにと少し反省。
36年前に夫婦で宿泊した思い出の上高地帝国ホテルで、早目の昼食。ビーフカレーでエネルギー補給し、河童橋に向かう。平日でもあり、行き交う人のほとんどは中国人、韓国人、欧米人などインバウンド。
この頃から青空が顔を出し、穂高連峰の雄大な眺望は素晴らしかったのだが、紅葉は想像以上に遅れていた。
梓川沿いのカラマツ林はこの時期になると黄金色に輝いていると想像していたが、まだ少し早いのか枯れたようなくすんだ黄緑色だった。
河童橋から明神池に向かう頃から、雨が降り始め、ずぶ濡れになって宿泊先の「明神館」にたどり着いた。
明神館の社長から、翌朝は晴れて明神岳のモルゲンロートを見ることができるだろうとのことを聞いたので、人があまり行かないおすすめの撮影スポットを教えていただいた。
24日早朝、熊の出没に怯えながらその場所に向かった。さすがおすすめの場所だけあって、明神岳に陽が差す直前に赤く染まる雲がかかる光景や明神岳のモルゲンロートなど、いい写真を撮ることができた。
この日の宿泊先は、翌朝新穂高第1ロープウェイにすぐ並べるように、乗場横の「ホテル穂高」を予約した。
チェックインまでに時間があったので、笠岳を望める第2ロープウェイ乗場近くの北アルプス大橋に行ってきた。
25日、予定どおり8時30分の始発にのり、西穂高口駅の屋上から槍ヶ岳、穂高連峰を望み、先日オープンした「頂の森」を散策した。
午後に乗鞍高原の一の瀬園地に紅葉を撮りに行った。当初は、まいめの池の紅葉を目指したのだが、大かえでの紅葉が素晴らしく、乗鞍岳を背景に秋らしい風景を撮影することができた。
大かえでを撮影している最中に空を見上げると、幻日と幻日環が現れており、紅葉と乗鞍岳とのコラボレーションの絶景には大変感動した。
この日は、新穂高温泉「穂高荘山のホテル」に早目にチェックインし、露天風呂に浸かって槍ヶ岳遠望を満喫した。
翌日は、自宅に向かう途中で、平湯大滝と銚子の滝の秋を撮影。
その後松本市内に入り、飛騨小屋「寿美久」で名物山菜ざるそばをいただき、帰路についた。