4月9日散り初めの桜を見がてら、大阪万国博覧会以来55年ぶりに太陽の塔の内部に入ってきた。

内部の吹き抜けに、原生生物から人類までの生命の進化を表現した約41メートルの「生命の樹」があり、階段を登りながら鑑賞するのだが、階段上からの撮影機材の落下による事故や展示物の破損防止の観点から、1階部分を除き撮影は禁止になっている。
ただし、首から掛ける有料のスマホホルダーを借りれば、スマホでは塔内を自由に撮影させてもらえる。
大阪万博開催当時、地下の「いのり」の空間にあった4つ目の顔「地底の太陽」。
閉幕後行方不明になっていたそうだが、復元されて入場口すぐのところに展示されている。


人間の精神世界を表現する地底の顔には、プロジェクションマッピングが投影されている。
実は、これを撮りたくて太陽の塔を訪れた。
映画に出てくる未来の巨大な構造物の一部のような太陽の塔の腕。
スマホでもきれいに撮れた。
万博開催時は、確かここにお祭り広場の大屋根に続くエスカレーターがあり、そこが出口だったと記憶している。


流行語大賞にもなった「芸術は爆発だ!」という岡本太郎氏の言葉は有名だが、塔内に「芸術は呪術である」という言葉が掲示されていた。
人間の精神世界を表している「地底の太陽」の周囲に偶像や仮面が配置されていたが、偶像崇拝する呪術は人類の根源にあるエネルギーの発出である芸術の根幹であるという世界観を表現しようとしたのだろうと勝手に想像して、太陽の塔をあとにした。